家を買うときの流れ③|残代金決済・引き渡し・引っ越しまでを解説

家を買うときの流れ③|残代金決済・引き渡し・引っ越しまでを解説
前回の記事では、購入申込み・住宅ローン本審査・売買契約までの流れを解説しました。
今回はその続きとして、売買契約が終わった後に進む残代金決済・物件の引き渡し・引っ越しまでの流れを解説します。
契約が終わると「もう家を買えた」と感じる方も多いですが、実際にはまだ大切な手続きが残っています。最後まで流れを理解しておくことで、安心して新生活を迎えることができます。
この記事で分かること
- 売買契約後から引き渡しまでの流れ
- 残代金決済で行うこと
- 引き渡し前に確認すべきポイント
- 引っ越し前後に必要な手続き
- 住宅購入で最後に注意したい費用
STEP7 残代金決済と物件の引き渡しを行う
売買契約が終わり、住宅ローンの本審査も承認されると、次に行うのが残代金決済です。
残代金決済とは、物件価格からすでに支払った手付金を差し引いた残りの代金を売主へ支払い、同時に物件の所有権を買主へ移転する手続きです。
簡単に言えば、「お金を支払って、正式に自分の家になる日」です。
残代金決済で行う主な手続き
- 住宅ローンの実行
- 売主への残代金支払い
- 固定資産税等の清算
- 登記費用の支払い
- 仲介手数料の支払い
- 所有権移転登記
- 鍵の受け取り
決済当日は、銀行や司法書士、不動産会社、売主、買主が関わるため、平日の午前中に行われることが多くなります。
住宅ローンを利用する場合、金融機関から融資金が実行され、そのお金を売主へ支払います。その後、司法書士が所有権移転登記の手続きを進めます。
決済日は、銀行・司法書士・不動産会社など複数の関係者が関わります。仕事の休みを取る必要があるケースも多いため、早めに日程を確認しておきましょう。
引き渡し前の最終確認も大切
新築戸建てや中古住宅を購入する場合、引き渡し前に物件の最終確認を行うことがあります。
新築の場合は、傷や汚れ、設備の不具合、建具の開閉などを確認します。中古住宅の場合は、契約時に説明された設備や残置物の内容と違いがないかを確認します。
特に中古住宅では、エアコン・照明・カーテン・給湯器・コンロなどが「残るもの」と「撤去されるもの」に分かれる場合があります。
引き渡し後に「あると思っていた設備がなかった」「撤去されると思っていたものが残っていた」とならないよう、事前に確認しておくことが大切です。
引き渡し前に確認したいポイント
- 鍵の本数
- 傷や汚れの有無
- 設備の動作確認
- 残置物の有無
- 境界や駐車スペース
- 郵便受け・宅配ボックス
- 水道・電気・ガスの開始手続き
決済時に支払う費用を事前に確認する
残代金決済では、物件代金以外にもさまざまな費用を支払います。
例えば、登記費用、固定資産税等の清算金、火災保険料、住宅ローン関連費用、仲介手数料の残金などです。
決済直前になって「思ったより現金が必要だった」とならないように、事前に不動産会社や金融機関へ最終的な必要金額を確認しておきましょう。
引き渡し直前は、引っ越し費用や家具・家電の購入費も重なりやすい時期です。現金で必要な費用を早めに確認しておくと安心です。
STEP8 引っ越し・各種手続きを行い新生活をスタートする
物件の引き渡しが完了したら、いよいよ新居での生活が始まります。
ただし、鍵を受け取った後も、引っ越しや住所変更、ライフラインの開始手続きなど、やることは多くあります。
引っ越し前後に必要な手続き
- 電気・ガス・水道の開始手続き
- インターネット回線の手続き
- 住民票の異動
- 郵便物の転送届
- 運転免許証の住所変更
- 銀行・保険・クレジットカードの住所変更
- 学校や保育園への手続き
- 火災保険の開始確認
特にインターネット回線は、申し込みから開通までに時間がかかることがあります。引っ越し後すぐに使いたい場合は、早めに手続きを進めておきましょう。
また、ガスの開栓には立ち会いが必要な場合があります。引っ越し当日にお風呂やキッチンを使いたい場合は、事前に予約しておくと安心です。
引っ越し日は、荷物の搬入だけでなく、ガス開栓・家具家電の配送・インターネット工事などが重なりやすい日です。時間に余裕を持って予定を組みましょう。
入居後すぐに確認したいこと
新居に入居したら、まずは設備や建物の状態を確認しましょう。
新築住宅の場合でも、引き渡し後に小さな傷や設備の不具合に気づくことがあります。中古住宅の場合も、給湯器や水回り、建具などを早めに確認しておくと安心です。
気になる点があれば、できるだけ早めに不動産会社や売主、施工会社へ相談しましょう。
- 水漏れがないか
- 給湯器が正常に動くか
- ドアや窓の開閉に問題がないか
- コンセントや照明が使えるか
- 床や壁に大きな傷がないか
- 外構や駐車場に問題がないか
入居後しばらく経ってから相談すると、引っ越し時についた傷なのか、もともとの不具合なのか判断が難しくなることがあります。
入居後の確認は早めが安心
引き渡し後に気になる箇所を見つけた場合は、写真を撮って記録しておきましょう。日時が分かる形で残しておくと、後から相談しやすくなります。
家を買う流れで失敗しないために大切なこと
家を買うときは、物件探しだけに目が向きがちです。
しかし、本当に大切なのは、物件価格・住宅ローン・諸費用・契約条件・引き渡し後の生活まで含めて、無理のない計画を立てることです。
特に、家を購入するときには、物件価格以外にも多くの費用がかかります。
- 登記費用
- 住宅ローン費用
- 火災保険料
- 固定資産税等の清算金
- 引っ越し費用
- 家具・家電購入費
- 仲介手数料
この中でも、仲介手数料は大きな費用のひとつです。
例えば、物件価格が4,000万円の場合、仲介手数料は100万円を超えることがあります。しかし、物件や取引条件によっては、仲介手数料が無料または割引になるケースもあります。
同じ物件を購入する場合でも、どの不動産会社に相談するかによって、総額が大きく変わる可能性があります。
家を買うときは「物件価格」だけで判断せず、仲介手数料・住宅ローン・諸費用・価格交渉まで含めた総額で比較することが大切です。
この記事のまとめ
今回は、家を買うときの流れのうち、残代金決済・引き渡し・引っ越しまでを解説しました。
売買契約が終わると安心してしまいがちですが、決済日までには住宅ローンの手続き、登記、火災保険、引っ越し準備など、やることが多くあります。
最後までスムーズに進めるためには、必要な費用や手続きを早めに確認し、不明点をそのままにしないことが大切です。
家を買う流れの全体像
- STEP1 購入条件を整理する
- STEP2 資金計画・住宅ローン事前審査
- STEP3 物件探し・内見
- STEP4 購入申込み
- STEP5 住宅ローン本審査
- STEP6 売買契約
- STEP7 残代金決済・引き渡し
- STEP8 引っ越し・新生活スタート
家の購入は、人生の中でも大きな決断です。
だからこそ、流れを理解し、費用を確認し、信頼できる相談先と一緒に進めることが大切です。
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